令和元年度ケアマネジメント研修会を開催しました
【令和元年11月22日(金)】
球磨郡公立多良木病院講堂において、ケアマネジメントの研修会を開催しました。
本研修会は、介護予防や自立に向けた支援の必要性が増すなかで、地域の介護支援専門員(ケアマネジャー)を対象に、知識や技術の習得向上を図る目的で開催しました。
研修会ではまず、行政説明として水上村役場保健福祉課 参事 岡本氏から、上球磨地域の介護保険事業状況と題して、上球磨地域の高齢化や介護保険の実情の報告や分析、今後の見通しなどについて説明があり、その上で介護予防や自立支援の推進に向けた取り組みの重要性についてお話いただきました。そのためには、施設サービスや介護サービスだけではなく、行政、住民、専門職が一体となり「地域包括ケアシステム」を充実・推進していくことが重要であると併せて説明がありました。
次に、当センターの永濵主任介護支援専門員の進行で、事例を基に個人ワークの後にグループワークを行う形で演習を行いました。演習では、課題整理総括表を用いて利用者情報の収集や整理、分析を行い、課題(ニーズ)の整理を行った上で、自立に向けたケアプラン、ケアメネジメントの考察を深めて行きました。他事業所の介護支援専門員や行政職員も一緒になり意見交換することで、「課題整理総括表の理解が深まった。」「新たな気付きや考え方、悩みの共有ができ良かった。」などのご意見をいただきました。最後に永濵主任介護支援専門員から、「できないことだけではなく、できること(=強み)や可能性にも注目することが大事」との話があり、演習を終了しました。
今回の研修で、介護保険制度の要である介護支援専門員がどのようなことに留意し、支援していかなければいけないか、改めて考えるいい機会になったと思います。
※当日の行政説明時の資料データも以下のとおり添付しておりますので、必要な方はご参照ください。