3月5日(水)に熊本県医師会館の大ホールにて開催されました「令和6年度 熊本県老人保健施設大会」に当施設から5名が参加してきました。
大会では県老健協会の金澤会長から、「さあ2040年に向けて 私たち老健はどうするか」と題した、これからの老健施設が進むべき方向性や地域と医療機関との連携における老健施設が果たすべき役割などについての基調講演がありました。
また、介護施設での介護事故について、弁護士の島戸先生と医師で全老健協の事故検討会委員の内藤先生による特別講演がありました。内藤先生から介護施設での転倒や誤嚥などについて、施設側が責任を過度に負わされている現状に対して、施設側はもちろん、社会や司法に対してそれを打破すべく活動していくとの力強い意見を聞くことができ、とても勇気づけられました。内藤先生のこの考えは、日本老年医学会と全老健協が共同で発している「介護施設内での転倒を知っていただくために~国民の皆様へのメッセージ~」を踏襲したもので、よろしければ皆様もご覧になられてみてください。
大会では、様々な施設からの演題発表もあり、当施設からも師長の谷口看護師が発表しました。師長の発表は、当施設の強みでもある、病院併設型の老健であることを活かし、内科医師の回診等を行ったことに対しての評価として、利用者様負担の減少、業務改善、運営改善に繋がっているという内容で、進行役の先生からも「素晴らしい取り組みですね」という旨の講評をいただきました。他にも様々な施設の取り組みを聴けてとても有意義な大会参加になりました。
