令和元年度高齢者の権利を守る研修会を開催しました

【令和2年1月16日（木）】

球磨郡公立多良木病院講堂において、高齢者の権利を守る研修会を開催しました。 

　本研修会は、判断能力が低下した高齢者が日常生活を営む中で行われる契約や財産管理の支援について知識及び技能を高め、適切なサービス提供を行い住み慣れた地域で安心して暮らせる支援に繋げることを目的として開催しました。

　研修会ではまず、人吉球磨成年後見センター　北原貴光氏により、『高齢者の権利擁護について』講演をして頂きました。講演では、成年後見制度の法定後見制度や任意後見制度について、熊本県内の成年後見制度類型種別利用者数について基礎からお話をして頂きました。参加者からも、「事例を交えての説明があり、法定後見制度や任意後見制度の違いが理解できた」等との意見がが聞かれました。

　次に、行政説明として、多良木町役場　健康・保険課　高齢者支援係　係長　那須研太郎氏より、『高齢者虐待について』説明がありました。高齢者虐待対応の概要と平成30年度高齢者虐待防止法に基づく調査取りまとめ結果を踏まえて、熊本県の高齢者虐待の状況と多良木町の高齢者虐待の事例についてお話をされました。

　今回の研修で成年後見制度を学び、将来判断力が不十分になったときに備えて、自分がどう生きたいのか、どうのような支援をしてもらいたいのか、任意後見制度を利用して意思表示をしておくことの重要性を考える機会となりました。

※当日の行政説明時の資料データも以下のとおり添付しておりますので、必要な方はご参照ください。

高齢者虐待対応と現状.pdf