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胃がん検診(胃Ⅹ線検査)

胃がん検診(胃Ⅹ線検査)

【胃がん検診の目的と方法】

胃がん検診は症状がない時期にできるだけ早く胃がんを見つけ、早く治療する目的で行われています。その方法にはバリウムを用いる方法(胃Ⅹ線検査)と内視鏡を用いる方法(胃内視鏡検査)があり、いずれもその効果が証明されています。

              

【胃Ⅹ線検査の方法】

 最初に胃を膨らませるために発泡剤をバリウム20mlと一緒に飲んで頂き、バリウムを飲みながら食道を撮影します。全てのバリウムを飲み終わった後、技師の指示に従って検査台の上で体の向きを変えつつ、胃と十二指腸を撮影していきます。撮影時間は10~15分程度かかります。

前投薬として検査中の消化管の動きをおさえる注射「鎮痙剤(ちんけいざい)(ブスコパン)」を使用します。この薬は、心臓病や前立腺(ぜんりつせん)肥大(ひだい)緑内障(りょくないしょう)甲状(こうじょう)(せん)機能(きのう)亢進症(こうしんしょう)などの病気がある場合、症状を悪化させることがあるため、使用できないことがあります。

できるだけ早くバリウムを排泄させるため、検査後に下剤を服用していただきます。

 

【胃Ⅹ線検査の偶発症】

①  まれですが、硫酸(りゅうさん)バリウム及び添加剤(てんかざい)により、重篤(じゅうとく)過敏症(かびんしょう)(アレルギー)を引き起こす可能性があります。

②  まれですが、バリウムを誤嚥(ごえん)(誤って気管に入ること)することにより、誤嚥性肺炎や呼吸不全などを引き起こす可能性があります。

③  ごくまれですが、検査後にバリウムが長時間腸の中に残ることにより、消化管穿孔(せんこう)(壁に穴があくこと)、(ちょう)閉塞(へいそく)(腸にバリウムが詰まること)や腹膜炎(ふくまくえん)などの重篤(じゅうとく)な症状を引き起こす可能性があります。

④  鎮痙剤(ちんけいざい)により血圧低下やショックなどの症状を引き起こす可能性があります。

また、以前の検査でアレルギー症状(蕁麻疹(じんましん)・気分が悪い・息苦しい・顔色が悪いなど)が見られた方は、鎮痙剤(ちんけいざい)やバリウム、バリウムに含まれる添加剤(てんかざい)により重篤(じゅうとく)な症状を引き起こすことがあります。

 

【胃Ⅹ線検査を受けられない方】

・過去にバリウム製剤に対しアレルギー症状(蕁麻疹(じんましん)・気分が悪い・息苦しい・顔色が悪いなど)が見られた方。

・過去にバリウムの誤嚥があった方。

・過去に(ちょう)閉塞(へいそく)腸捻転(ちょうねんてん))の既往のある方、または消化管疾患で治療中の方。(但し、主治医の許可があれば可)

・妊娠中の方、またはその可能性のある方。

・便秘症で3日間排便のない方。

・水分制限を受けている方(腎疾患など)。

・当日食事をされた方。

・当日の血圧が160/100mmHg以上の方。

・当日体調不良の方。

・体位変換が困難な方、または技師の指示通りに動けない方。(高度難聴の方など)

・手術後1年以内の方。(但し、主治医の許可があれば可)

 

【注意事項】

<検査前>

・検査日前日の夕食は、午後9時までにすませて、間食はしないようにお願いします。撮影時、胃に食べ物が残っていると検査ができませんので、食事は消化の良いものをとるようにして下さい。

・検診当日の朝は絶食となります。水分の摂取は午前6時30分までに水でコップ1杯程度(150ml)にして下さい。以後は検査が終わるまで飲んだり食べたりしないでください。

・糖尿病の方は、検査前に経口血糖降下剤の服用やインスリン注射をしないでください。

・検査前の喫煙は控えてください。

 

<検査後>

・検査終了後はバリウムを速やかに排出するために下剤を飲みます。

・普通の便に戻るまで水分は多めに摂り、バリウムを排出しやすい状態にして下さい。

・飲酒によって腸管内の水分が少なくなりバリウムが固まりやすい状態になりますので、普通便に戻るまでは飲酒を控えてください。

【さいごに】 

偶発症などの防止には十分な注意をいたしますが、万一起きた場合は当院にて最善の対応を致します。また、当日の問診および検査の結果で医師が胃Ⅹ線検査を行うことが危険と判断した場合は、胃Ⅹ線検査をお断りする場合がありますのでご了承下さい。

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