平成30年度第4回上球磨地域ケア会議を開催しました
【平成30年10月18日】
球磨郡公立多良木病院において、平成30年度第4回上球磨上球磨地域ケア会議を開催しました。
今回も、薬剤師、管理栄養士、歯科医師、理学療法士、作業療法士のアドバイザーをはじめ、介護支援専門員、介護サービス事業所、行政関係者など40名のご参加を頂きました。
(検討事例)
有料老人ホームに入居している89歳:男性。
(本人)自宅に帰りたいとの思いが強く、リハビリに取り組まれている。
(家族)自営業で忙しく自宅での介護はできないと言われている。
(検討内容)
①本人の自宅復帰・自立支援に向けて今取り組むこと
②本人と家族の思いが異なる場合のアプローチ(対応方法)について
(参加者の感想:抜粋)
◎本人の希望と家族の希望が合わないことはいろいろあるが、今回の件のように自宅に帰りたくても、家族が拒否すればかなり難しく、よく話し合って検討し両者ともに納得できるように小さなことからも糸口にしなければならないという難しさを感じた。
◎今回のケースは本人の自宅への希望、家族は入所を望まれているという、いつもと違う事例でありアドバイスも難しかった。できれば本人の希望を叶えてもらいたい。今後どのように進んでいくか経過を知りたい。(管理栄養士)
◎今回は難しい事例だったのですが、専門分野以外の視点で意見が聞けたのでよかった。(薬剤師)
※地域包括ケアシステム体制構築の一助となるよう、地域の関係者と共に今後も2か月に1度の頻度で上球磨地域ケア会議を開催いたします。
【次回開催】
平成30年12月20日(木) 13時30分から公立多良木病院講堂で開催。
次回は事例検討会はお休みし、高齢期の栄養と食事について事前の質問に答える形で管理栄養士から講話を頂くこととしています。
次回もぜひご参加ください。