感染性胃腸炎について
2021.12.02
感染性胃腸炎が発生しやすい時期となり、当地域においてはノロウイルスによる胃腸炎が発生しています。
ノロウイルス迅速検査の保険適用の範囲が限られていること、ノロウイルス迅速検査は感度が低いこと、胃腸炎は数日で治ることが多いことから検査が行われないことがほとんどのようです。家族に胃腸炎の方がおられる場合は、ノロウイルスを疑って対応することが大切です。
ノロウイルスの感染経路は経口感染(食品、接触や飛沫感染など)で潜伏期間は24時間から48時間です。消化器症状が治まっても1~3週間程度は便中にウイルスが含まれます。また、感染していても症状が出ない場合もあります。
アルコールは効かないため、石鹸手洗いが基本です(手拭きタオルは共有しない)。
胃腸炎の方の便・嘔吐物を扱う場合は使い捨て手袋・マスクを使用し0.1%次亜塩素酸ナトリウム消毒が必要です。
胃腸炎の方の入浴を最後にし、シャワー浴に変更したりしつつ浴室・洗面所の清掃を十分に行うこと。調理時はしっかり加熱、調理器具の衛星管理を徹底するよう普段の対策以上に気を付けてご対応ください。
(参考資料)ノロウイルス予防リーフレット(厚労省)
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