病院について

病院指標

令和5年度 球磨郡公立多良木病院指標

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 128 39 11 25 60 99 180 432 606 449
2023年度に当院を退院された患者様の人数を10歳刻みで年齢階級別に集計したものです。DPCデータにおいて、
2023年度に退院した患者数は2029名です。60歳以上に占める割合が全体の82.1%、80歳以上が52.0%あり、
高齢の患者様が多くを占めています。40歳代以下は12.9%で10歳未満は6.3%でした。

尚、この数には当院の地域包括ケア病棟や緩和ケア病棟のみに入院された数、DPC対象外である自費(交通事故
労災など)、24時間以内に死亡された数は含まれておりません。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 85 29.24 20.60 7.1% 87.67
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 68 28.13 13.52 7.4% 84.50
050130xx9900x0 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 他院からの転院なし 18 26.00 17.38 0.0% 91.00
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術なし 処置1なし 16 26.25 12.88 6.3% 90.75
0400801499×002 肺炎(市中肺炎かつ75歳以上)手術処置なし 副傷病なし A-DROPスコア2 12 19.42 15.44 0.0% 89.17
内科では、総合診療科として広範囲の診療に携わっています。また、循環器・呼吸器系も含めたリハビリテーションにも力を入れ、
地域包括ケアシステムを念頭に訪問診療等も行っております。
心不全・誤嚥性肺炎など高齢患者さんが多く、在院日数も長くなっております。
誤嚥とは、食べ物や唾液などが気管に入ってしまうことをいい、その食べ物や唾液に含まれた細菌が気管から肺に入り込むことで
肺炎を引き起こしてしまいます。当院では言語聴覚療法士による評価と嚥下機能訓練も併せて行っています。

循環器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 処置1・2なし 他院からの転院なし 90 22.92 17.38 5.6% 86.92
050130xx9901xx 心不全 手術なし 処置1なし 処置2-1あり 18.31
050210xx9900xx 徐脈性不整脈 手術なし 処置1.・2なし 7.98
100380xxxxxxxx 体液量減少症 10.60
050080xx99000x 弁膜症(連合弁膜症を含む)手術なし 処置1・2なし 副傷病なし 9.03
循環器科では、心不全をはじめ、狭心症や心筋梗塞後などの虚血性心疾患、心臓弁膜症、不整脈、大血管疾患、末梢動脈
疾患といった心血管疾患の患者さんを診療しています。心不全は増加しており、循環器科の入院の1位となっています。
重症心不全症例にはドブタミンサポートを用いた管理や呼吸困難症例には非侵襲的陽圧換気も行っており、入院中より
心臓リハビリテーションを行うことでADL低下の予防、生活の質の改善に努めております。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 27 5.52 4.55 0.0% 69.89
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 17 7.24 6.87 0.0% 72.29
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 11 6.36 8.95 0.0% 73.00
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 処置等2-4あり 副傷病なし 10 2.00 3.51 0.0% 68.00
060035xx99x0xx 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 手術なし 処置2なし 8.34
外科では、胃・十二指腸・肝・胆・膵・結腸などの消化器系疾患を中心に外科全般にわたり診療しています。高齢の方の入院が
多いですが、平均在院日数は全国平均と比べても大きくは変わらないようです。2023年10月より緩和ケア病棟を閉鎖しました
ので、外科一般病棟で緩和ケアを行っています。

消化器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 155 2.06 2.61 0.0% 70.79
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石,胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 処置2なし 副傷病なし 34 7.29 8.75 0.0% 80.03
060060xx9710xx 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 その他の手術あり 処置1あり 処置2なし 17 9.71 12.10 0.0% 87.82
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 15 5.67 7.58 0.0% 66.80
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 処置2なし 13 5.69 8.55 0.0% 72.23
消化器科では、大腸ポリープや胆管結石などの入院が多く、内視鏡による手術を積極的に実施しています。概ね平均的
入院日数となっております。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx99xxx0 股関節・大腿近位の骨折 手術なし 他院からの転院以外 34 63.35 14.07 8.8% 86.00
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 19 8.53 4.76 0.0% 63.16
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭置換術 肩、股等 16 31.19 25.50 18.8% 81.50
070230xx99xxxx 膝関節症(変形性を含む) 手術なし 12 43.58 13.25 0.0% 77.92
160820xx99xxxx 膝関節周辺の骨折・脱臼 手術なし 11 54.45 18.62 9.1% 72.00
整形外科では、高齢者にみられる転倒や骨粗鬆症からの骨折が多く、また外傷性疾患や変形性膝関節症による手術
など、整形外科全般の診療を行っております。手術からリハビリテーションまで実施し退院となる患者さんも多い為
入院日数は長くなっています。

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxxxx 急性気管支炎,急性細気管支炎,下気道感染症(その他) 28 3.68 5.96 0.0% 1.21
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 処置2なし  25 3.04 5.64 0.0% 3.72
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満)手術なし 処置2なし 副傷病なし 15 4.40 5.62 6.7% 1.87
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術なし 処置2なし 13 3.15 5.86 0.0% 6.15
100380xxxxxxxx 体液量減少症 12 2.50 10.60 0.0% 3.58
小児科は、全体的に全国の在院日数より短い入院となっております。自宅での観察を十分に行ってもらうことで入院による
家族の負担軽減にもなっています。平均年齢が低いため、休日夜間等での緊急入院も多くみられます。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障,水晶体の疾患 手術あり 片眼 15 3.00 2.54 0.0% 74.93
眼科では、入院の多くは白内障手術を目的としたものです。令和5年度も地域包括ケア病棟へ入院のうえ手術を行っておりましたので、
今回の数値上対象となっておりませんが、合わせて100件の白内障患者様の入院・手術等を行っております。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 1 8
大腸癌 11 11 1 8
乳癌 11 1 8
肺癌 1 8
肝癌 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
現在、日本で最も罹患率が高い上記の5つのがん(胃、大腸、乳、肺、肝)の初発の病気分類(ステージ)と再発の症例数を集計したものです。
初発のステージ(Stage)はStageⅠからⅣへ大きくなるにつれ、がんの進行を示しています。
「初発」とは当院において腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合、「再発」とは当院・他施設問わず初回治療が完了した後、当院にて
診療した場合や、がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合です。
5大癌の中で最も多いのが大腸、次いで胃、乳でした。
このデータは、DPCデータを集計したものであり、当院の地域包括ケア病棟や緩和ケア病棟のみに入院された
数は含まれていない為、実数より少なく表示されています。
現在緩和ケア病棟は10 月で閉鎖し、一般病棟で緩和ケアを行っております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 35 20.4 86.2
重症 20 19.2 87.5
超重症 14 30.2 90.3
不明
市中肺炎とは、日常生活の中でかかる肺炎のことです。
DPCデータの入院契機病名および医療資源を最も投入した傷病名が、肺炎レンサ球菌やインフルエンザ菌
その他細菌性による肺炎等に該当するものとなります。誤嚥性肺炎は除きます。
重症度分類は、A-DROPスコアにより計上しています。これは、日本で使われている市中肺炎の重症度を
判定するものです。次の5項目のうち1項目に該当すれば1点、2項目で2点というように計算し点数をつけます。
5点満点です。
A(Age=年齢):男性70歳以上・女性75歳以上
D(Dehydration=脱水):BUN21mg/dL以上または脱水あり
R(Respiration=呼吸):SpO2 90%以下またはPaO2 60Torr以下
O(Orientation=見当識):意識障害あり
P(Pressure=血圧):収縮期血圧90mmHg以下
軽症0点、中等症1~2点、重症3点(意識障害(ショック)であれば1点でも重症)、超重症4~5点。
2023年は超重症の患者さんが14名いらっしゃいました。

脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 39 44.4 81.4 1.8%
その他 17 58.9 80.1 7.1%
高齢の方の入院が多いため、脳梗塞は、肺炎、心不全、骨折等とともに入院の契機となる疾患の1つです。
当院では、入院直後からリハビリテーションを開始し、完了してから退院されることが多いため、入院期間は
長くなっております。必要に応じ転院も行います。脳梗塞の発症が3日以内での入院の場合、入院期間も
短くなっています。後遺症等ありますので早めの受診が必要です。
当院は、急性期治療後のリハビリテーション目的での転院を受け入れておりますので、3日以降の患者さんも
多くいらっしゃいます。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純)
K6852 内視鏡的胆道結石除去術(その他)
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術
内科では、総合診療科として広範囲の診療に関わっています。内科入院であっても他診療科とも連携をとり
必要な手術を行っています。

循環器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K654 内視鏡的消化管止血術
循環器科では他診療科とも連携し必要な手術を行っています。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 20 1.10 3.15 0.0% 65.2
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 20 3.45 6.30 0.0% 73.2
K6335 鼠径ヘルニア手術 11 1.00 3.64 0.0% 69.5
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 10 7.80 9.60 0.0% 68.6
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)
胃・十二指腸・肝・胆・膵・結腸などの消化器系疾患を中心に外科全般にわたり診療しています。
予定手術に加えて、緊急性が高い場合に関しては夜間・休日等でも緊急手術を行っています。
開腹手術や腹腔鏡下手術、内視鏡手術等を行っています。

消化器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 150 0.03 1.01 0.0% 71.0
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 46 0.83 8.13 0.0% 79.9
K708-3 内視鏡的膵管ステント留置術 12 0.25 3.50 0.0% 72.6
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 11 0.36 10.27 0.0% 88.8
K5223 食道狭窄拡張術(拡張用バルーン)
大腸ポリープや胆管結石などの入院が多く、内視鏡による手術を積極的に実施しています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 53 1.47 57.17 11.3% 85.7
K0462 骨折観血的手術(前腕) 27 0.44 16.48 0.0% 75.2
K0821 人工関節置換術(膝) 17 4.29 35.59 0.0% 77.2
K0811 人工骨頭挿入術(股) 11 4.36 42.73 9.1% 84.3
K0462 骨折観血的手術(下腿)
高齢者にみられる転倒や骨粗鬆症からの骨折が多く、また外傷性疾患や変形性膝関節症による手術など
整形外科全般の診療を行っています。緊急性が高い場合に関しては夜間・休日等でも緊急手術を行っています。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 15 0.00 2.00 0.0% 77.5
入院の多くは白内障手術目的としたものです。手術は予定入院で行い、入院日に手術施行し術後2日で退院となります。
令和5年度も地域包括ケア病棟へ入院の上手術を行っておりましたので、今回の数値上対象とはなっておりませんが、
合わせて100件の患者様の入院・手術を行っています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 10 0.62%
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一
異なる
「医療資源を最も投入した傷病名」と「入院の契機となった傷病名」が対応するコードに該当した場合を「同一」、
そうでない場合(入院後に発症)を「異なる」としています。「発生率」は各症例数の全退院患者数に対する割合です。
手術や処置、検査等を行う際には細心の注意を払って診療を行っています。起こりうる合併症については、事前に本人・家族の
方々に説明をした上で同意を得て実施しています。
播種性血管内凝固症候群は、様々な重症の基礎疾患のために過剰な血液凝固反応活性化が生ずるため生体内の抗血栓性の
制御能が十分でなくなり、全身の微小血管内で微小血栓が多発して臓器不全、出血傾向がみられる重症疾患です。
敗血症は、体のある部分で感染症を起こしている場所から血液中に病原体が入り込み、重篤な全身症状を引き起こす全身の
感染です。
真菌感染症は真菌によって引き起こされる感染症です。
手術・処置等の合併症は、手術や処置などの後、それらがもとになって起こることがある病気です。すべての患者さんで
一定の割合で起こりえるもので、手術や処置等の際のミスで起きた疾患とは別のものとなります。
令和5年度も透析患者さんのシャントの合併症が多くなっています。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
156 147 94.2%
【分子】分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策(弾性ストッキングの着用、間歇的空気圧迫装置の利用、抗凝固療法のいづれか、または2つ以上)を実施した患者数 
【分母】肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数

肺血栓塞栓症は、主に下肢の深部にできた血栓(深部静脈血栓)が剥がれて血流によって運ばれ、肺動脈を閉塞させてしまう疾患です。近年、深部静脈血栓症や肺血栓塞栓症の危険因子が明らかになっており、危険レベルに応じた予防対策を行うことが推奨されています。予防方法には、弾性ストッキングの着用や間歇的空気圧迫装置(足底部や大腿部にカフを装着し空気による圧迫)の使用、抗凝固療法があります。

血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
470 441 93.8%
【分子】血液培養のオーダーが1日に2件以上ある日数
【分母】血液培養のオーダー日数

血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セットで行うことが診療ガイドラインにより推奨されています。このことから、血液培養2セット実施率は診療プロセスが各種ガイドラインに則り、適切に構築・実施されているかを表す指標とされています。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
130 103 79.2%
【分子】分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数
【分母】広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数

複数の菌種に効果がある抗菌薬(広域抗菌薬)を使用し続けると、菌が耐性を獲得してしまう場合があるため、血液培養検査によって
患者さんが感染している菌種を同定して、菌種に対応した効果的な薬剤を使用することで耐性菌の発生を抑制できます。
この指標は、広域抗菌薬を投与開始前に血液培養検査を実施した患者さんの割合を示しています。
更新履歴
2024.9.30
直通電話番号