2022年4月より院長兼企業長を拝命いたしました。
最初に自己紹介をさせて頂きます。私は生まれ・育ちともに熊本市で、熊本大学医学部を卒業後1986年に当時の熊本大学医学部第一外科に入局し、今年度は医師37年目となりました。これまで熊本県内外の幾つかの病院で勤務しました。
そのなかで、熊本大学病院消化器外科(17年)と済生会熊本病院外科(10年)には長年勤めて参りました。熊本大学病院では肝胆膵悪性腫瘍の外科手術を中心とした集学的治療を専門に予後改善に向けた取り組みを行ってきました。済生会熊本病院では年間約1,200例の消化器外科領域の手術を経験することができました。これまでの経験を生かして、外科治療にも注力していきたいと考えています。
球磨郡公立多良木病院は、1879年(明治12年)に球磨郡第2病院として、開院されました。1941年(昭和16年)3月に球磨郡公立多良木病院と改称され、現在に至っています。これまでの多くの先達の方々のご努力ならびにご尽力により今の病院があります。立ち止まっていては、病院・組織は退化していきます。
「何を残し、何を変え、何をつけ加えるか」を職員皆で常に熟慮し、持続可能な病院として、一歩ずつ前に進んでいきたいと考えています。
当院には、「①断らない救急、②質の高い地域医療・へき地医療の提供」という二つの大切な責務があります。職員一丸となり、地域住民の方々や地域の医療機関の皆様と共に、これらの責務を果たすべく精進していく所存です。
これまで以上のご指導ならびにご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。