医療関係の皆様へ

外科・救急

研修受け入れ科

外科


研修プログラムの概要・特徴

概 要

6か月の必修外科・救急研修期間中に外科及び救急領域の研修を行う。研修医は研修中に、指導医となる主治医とともに、受け持ち医として積極的に患者の治療に参加する。

特 徴

当院は地域中核病院であり、研修医は幅広く一般外科(消化器外科、乳腺内分泌外科)を研修することが可能。同時に外来診療、検査から手術まで治療の流れを研修する。上部・下部内視鏡、超音波、血管造影などの検査および治療も研修する。また、当院では救急領域、代謝栄養領域、緩和ケア領域についても外科が中心にチーム医療を行っており、外科研修期間に以下のチーム医療を研修する。

  1. 救急医療:地域メディカルコントロールの役割を理解し、1次から2次にわたる救急医療を研修する。
  2. 代謝栄養:院内栄養サポートチームの活動に参加し、術前・術後のみならず、すべての入院患者に対する栄養管理の手技・知識を研修する。
  3. 緩和ケア:進行癌、再発・転移症例に対してチームによるケアを行っており、緩和ケアチームの一員として末期医療の研修を行う。
    研修中に挿管・全身麻酔・腰椎麻酔なども経験する。
    本院は日本外科学会の外科専門医制度関連施設の認定を受けており、将来外科医を志す研修医に対しては外科専門医修練カリキュラムとして研修が可能である。

研修の目標

一般目標

受け持ち医として積極的に治療に参加し、外科治療による患者の治療過程を体験することにより、幅広い基本的臨床能力のひとつとしての外科治療法を身につける。

行動目標A
  1. 患者-医師関係
    外科患者を全人的に理解し、患者・家族と良好な人間関係を確立するために、
    1. 少なくとも朝夕の規則的患者訪室ができる。
    2. 手術や検査のインフォームド・コンセントのための情報を収集し、患者家族に説明できる。
  2. チーム医療
    外科チームの構成員としての受け持ち医の役割を理解し、他のメンバーと協調するために、
    1. 主治医、術者への報告・連絡・相談が適切なタイミングでできる。
    2. 専門医へのコンサルテーションができる。
    3. 紹介医への報告ができる。
    4. 紹介医からの借用物の整理・返却が遅滞なくできる。
    5. 麻酔医との周術期のコミュニケーションがとれる。
    6. 看護スタッフとの連携を円滑に保ちながら治療ができる。
    救急医療チーム、栄養サポートチーム、緩和ケアチームの一員として他のスタッフと連携ができ、患者中心の医療サービスができる。
  3. 問題対応能力
    1. EBMの概念に基づき当該手術の適応の有無を判断できる(EBM =Evidence Based Medicine の実践ができる。
    2. 日常の外科診療経験をもとに研究や学会活動のテーマを想起できる。
  4. 安全管理
    1. 外科手術においての安全管理対策ができる。
    2. 医療事故防止及び事故後の対処について、マニュアルなどに沿って行動できる。
    3. 院内感染対策を理解し、実施できる。
  5. 症例呈示
    1. 術前検討会での症例呈示と討論ができる。
行動目標B
  1. 外科基本的手技
    1. 圧迫止血法を実施できる。
    2. 注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保、中心静脈確保)を実施できる。
    3. 採血法(静脈血、動脈血)を実施できる。
    4. 穿刺法(胸腔または腹腔)を実施できる。
    5. 導尿法を実施できる。
    6. ドレーン・チューブ類の管理ができる。
    7. 胃管の挿入と管理ができる。
    8. 局所麻酔法を実施できる。
    9. 創部消毒とガーゼ交換を実施できる。
    10. 簡単な切開・排膿を実施できる。
    11. 皮膚縫合法を実施できる。
  2. 基本的治療法
    基本的治療法の適応を決定し、適切に実施するために、
    1. 周術期の安静度、体位、食事、入浴、排泄の指示ができる。
    2. 基本的な術後輸液管理ができる。
    3. 周術期の輸血(成分輸血を含む。)による効果と副作用について理解し、輸血が実施できる。
    4. 基本的な栄養管理ができる。
    5. 救急に対する基本的な処置が適切にできる。
  3. 医療記録
    チーム医療や法規との関連で重要な医療記録を適切に作成し、管理するために、
    1. 診療録をPOS(Problem Oriented System)に従って記載し管理できる。
    2. 手術記録を遅滞なく正確に記載できる。
    3. 処方箋、指示箋を作成し、管理できる。
    4. 診断書、死亡診断書、死体検案書その他の証明書を作成し、管理できる。
    5. CPC(臨床病理検討会)レポートを作成し、症例呈示できる。
    6. 紹介状と、紹介状への返信を作成でき、それを管理できる。
  4. 診療計画
    1. 外科治療計画(診断、治療、患者・家族への説明を含む。)を作成できる。
    2. 診療ガイドラインやクリティカルパスを理解し活用できる。
    3. 入退院の適応を判断できる(デイサージャリー症例を含む。)。
    4. QOL(Quality of Life)を考慮にいれた総合的な管理計画(リハビリテーション、社会復帰、在宅医療、介護を含む。)へ参画する。
行動目標C

以下の経験目標の具体的要項は平成15年6月12日厚生労働省発令の「臨床研修の到達目標」を参照

経験すべき症状・病態・疾患

  1. 頻度の高い症状
  2. 緊急を要する症状・病態
  3. 経験が求められる疾患・病態

研修の方略(スケジュール等)

スケジュール
  • 術前術後および入院患者検討会(毎週)
  • 回診(毎日)
  • 手術 午後13時30分~(月~金)
  • 医局会(毎月)
実践に即した研修医セミナー
  1. オリエンテーション
    1. 外科医局の紹介
    2. 患者への対応
    3. 保険診療
    4. 紹介医への対応
  2. 外科領域の危機管理
  3. 術前検査・術前管理
    術前検査計画・術前管理法
  4. 基本的外科手技
    消毒・手洗い・開胸開腹・術者助手の役割・術野の確保・剥離・縫合・止血・閉胸閉腹
  5. 術後検査・術後管理
    術後標本整理法・術後検査・術後輸液栄養管理
  6. 感染対策
    各種ドレナージ法・抗生物質など
  7. 癌の化学療法、癌告知とインフォームド・コンセント
    ※そのほか、希望者には、より専門的な各分野のカンファランスや学会への出席の機会が与えられる。

研修の評価

研修医の日々の指導・評価は研修中の指導医となる主治医が中心となってこれを行う。また手術場においては術者、病棟では科長を中心として全スタッフが協力して指導・評価を行う。各研修医の研修ノートに記載された到達目標の達成度の点検・評価は主治医が毎週行い、次週の研修の参考とする。1か月ごとに指導医代表者で協議を行い達成度と希望を考慮して翌月の研修分野を決定する。所属分野の科長はこの研修ノートの最終点検・評価を行う。


研修指導責任者

中原 修

指導医

中原 修

藤村 美憲

  • 広報 恒星
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  • 球磨地域在宅医療サポートセンター
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